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調(しらべ)とともに
なだらかな流れ

山田修市
YAMADA Syuichi

 1999年6月1日ソウルに到着、6月2日18: 00芸術の殿堂にてオペラ「沈清」を鑑賞しました。このオペラは韓国の作曲家ユン・イサンの作曲で、27年ぶりに公演ということで、出掛けて行ったものです。私が音楽に興味を持ったのは30歳頃だったと思います。先翡の仕事場でワーグナーのオペラ「ニューベルリングの指輪」の天使の歌声を聞き、人間の声の素晴らしさに圧倒され、その後ストラビンスキーの「春の祭典」を聞いてからすっかり音楽に魅せられ、それ以来、私の生活の中になくてはならない物の一つになりました。自分の仕事でも画面を音と間で考えたり感じたりするようになり、作品が力まなくとも描けるようになったような気がします。これからもどんどん音楽を楽しみながら、自分の作品に暖かな音があふれるように制作して行こうと思っています。また、映像にも興味があり20年ほど前にはよくビデオを撮っていましたが、テープのダビングや保存時の劣化にガッカリして止めていました。今またデジタルビデオの出現で撮ってみたいと思っています。まだまだ作品を作るまではいっていませんが、表現の一部として考えて行こうと思っています。

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