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総ページ数
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P19
ブックの説明
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人間にとってたばことは何か
―近現代の日本の喫煙と禁煙の歴史を事例に―
What Tobacco Means for Humankind
A Study of Smoking and Anti-Smoking in
Modern and Contemporary Japan三浦 宏子
MIURA Hiroko既存のたばこ研究をもとに歴史と文化の大枠を見ていくことでたばこの概要的な要素についてまとめる。植物としてのたばこの側面から、嗜好品としての位置付けを確認し、世界各地で需要され様々に変貌を遂げた歴史を見ていく。さらに日本におけるたばこの歴史を細かく見ていく。たばこがいつ頃、どのように受け入れられ、どのようなイメージを付与されてきたのか、どんな存在で誰が吸っていたのかについて先行研究を用いて論を進めていく。健康への害から嫌悪される対象となったたばこについて、政府の取り組みや禁煙化の取り組みの現状を見ていく。さらに喫煙をするしないに関わらず、現代の若者である大学生に聞き取り調査とアンケートを実施し、その結果と考察を述べていく。論を進めていくにあたってとる立場として、喫煙を全肯定し推奨しているつもりもなければ、否定するつもりもなく、あくまでも中立的立場をとる。本稿でのたばこの表記についてであるが、植物としてのたばこのみをカタカナで表記し、それ以外には全てひらがなでたばこと表記する。
Keywords
たばこ、文化、衛生観、嗜好品、嫌悪
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