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続縄文期における墓坑内出土の石鏃の形態差と規格差の検討
Examination of Morphological Differences and Size Differences of Stone Arrow head Excavated from Grave pits in the Epi-Jomon Period鈴木 大翔
SUZUKI Hiroto縄文晩期の遺跡である北海道札苅遺跡では、石鏃が副葬を目的として、製作、再調整された可能性が指摘されている(埴原・岡村 1981)。また、縄文晩期から続縄文期の北海道では石鏃が副葬・供献される墓が増加する(松本 1992)。
本稿では、大川遺跡の続縄文恵山Ⅲ式期・Ⅳ式期の墓坑から出土した石鏃を対象として石材・型式・規格について統計学的手法を用いて検討を行った。結論として恵山Ⅲ式期では有茎石鏃がⅣ式期では無茎石鏃が多く副葬されていることから形態の変化を確認できた。また、型式を問わず規格が近い石鏃が副葬されていた可能性を指摘した。Keywords
石鏃 続縄文期 大川遺跡
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